就活
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2021/03/07
# 理科Ⅰ類
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# 外資系コンサル
# 金融
# コンサル
──それでは、博士課程に進まずに就職した理由を教えてください。
博士に行くということはアカデミアの道で食っていくということだと思っています。それはとても可能性が狭まるなと思ったのと、統計を選択した時と同じ理由で、社会との接点を持ち社会に還元するにはということで自分は有意義な人間になれると思ったので、迷いなく就職を選びました。
──それまでの経験の中でコンサルが面白いと思ってコンサルを受けたのですか?
俯瞰経営塾での経験や色々な先輩の話を聞く中で知識を身につけて、自分はコンサルが向いているんじゃないかと思うようになりました。就職活動での軸のような話をすると、日本の大企業に入っても保障にならない、個人で戦える力をつけたいという考え方だったというのがあります。
若いうちから裁量が与えられて面白い仕事ができるうえに成長できるのは外資系だと判断して、まず外資系のコンサルに絞りました。自分が本当にどの業界にパッションがあるかわからない状態でもあったので、金融ではなく幅広い業種に携われる外資コンサルをメインに就職活動をしました。
──なるほど。個人で力をつけるため、某外資コンサルを選ばれたのですね。その某外資コンサルでは具体的にどのようなことをされていたのですか?
普通は4,5年幅広く経験した後、特定の領域やファンクション(プロジェクトのタイプ)に絞っていきます。私は3年間しか在籍していなかったので色々なことをやりました。その中でもセールス&マーケティングというファンクションで、トップラインを伸ばすようなタイプのプロジェクトが多かったです。
──それでは、入社前と入社後で、良い意味でも悪い意味でも違ったなと思ったことがあれば教えてください。
イメージよりも「日本っぽい」なというのはありました。入る前は、頭は良いけどロボットみたいな人が多いと予想していたんですが、実際はまともで人間味がある人が多かったです。
悪い意味で違ったことはあまりないかな。思ったより激務ではないというのもポジティブな意味で裏切られた点で、午後7〜8時くらいに帰っている人が多かったし、プロジェクトが終わってしまえば比較的自由に休むことができました。1週間程度休みを取る人が多かったですが、中には1か月休んで世界一周してくるなんて言う人もいました。
──とても参考になります。それでは、新卒でとりあえずコンサルを受けるという人は多いと思うのですが、それについてはどう思われますか?
私の入社した某外資系コンサルについて言うと、新卒で入るにはすごくいい会社だと思います。成長環境については、期待していた以上であるはずです。入社半年で大企業の部長さんクラスとのミーティングを設計するなど、すごいスピード感やプレッシャーの中で成長できる機会をたくさん与えてくれるのはいいところだし、仕組みとしても教育にお金や力がかけられているというのは実感しています。また非常に有名な会社なので、転職に際してもとても有利に働き、可能性が広がりました。
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