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「事業会社で成果にまで責任を持ちたい」自分のキャリア観を見つけよう~小芦さんインタビューvol.2~

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2021/03/08

「事業会社で成果にまで責任を持ちたい」自分のキャリア観を見つけよう~小芦さんインタビューvol.2~

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今回は、小芦昇子(こあし・しょうこ)さんのインタビューvol.2をお届けします。

小芦さんは文科Ⅲ類から教育学部比較教育社会学コースに進学し、現在は教育や福祉サービスを展開する企業でキャリアコンサルタントやマーケティングなどの仕事をされています。

vol.2では、小芦さんがどうやって志望業種を絞っていったか、そのなかでどういったキャリア観に気づき、どうして今の業種を選んだのか、現在何をされているのかをお聞きします。

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UTmap編集部 ここからは小芦さんの就活や、キャリアのお話を伺っていきます。 就職活動を本格的に始めたのはいつ頃からでしょうか?

小芦さん 留学から帰ってきた5,6月くらいから始めましたね。人と比べると割と早く始めていた感じはありました。サマーインターンとか行きまくっていたので(笑)。留学から帰ってきたタイミングって、授業もなかったのですごい暇で。先に就活を終えていた周りの友達に話を聞いて色々な企業にES(エントリーシート)を出しましたね。

UTmap編集部 就活を始めた段階で、どんな仕事がしたいか決まっていたのですか?

小芦さん 全然見えていませんでしたね。まず世の中にどんな仕事があるのか、イマイチ想像ができなくて(笑) 。私が運が良かったのは、留学をしていたお陰で同級生が先に就活を終えてくれていたことでした。ひたすら話を聞いて、友達が受けていた企業で興味がありそうなところをひたすらエントリーする、みたいな。

比較教育社会学コースの人は割とコンサルとかシンクタンクへ就職する人もいたので、そういった企業も受けましたし、もちろん教育にも興味があったので、教育系の企業は手当たり次第受けていきましたね。そんな感じで、自分の興味関心に少しでも引っかかるものは、積極的に受けていきました

UTmap編集部 比較教育社会学コースはコンサルタントやシンクタンクへの就職が多いのですね。

小芦さん はい。他の教育のコースに比べても多いと思います。3年生から始まる「調査実習」で調査・分析をしますし、教育学部の中でも「分析から得られた結果・事実から何が言えるか」という点をすごく大事にする学問だと思うので。そういった思考の仕方が割と近いんだと思います。

でも、卒業生の就職先はかなり多様ですよ。コンサルやシンクタンクだけでなく、保険会社・銀行・メーカーなど、幅は広いですね。

UTmap編集部 それでは、就活を進めていく中で、どうして今働かれている会社(株式会社LITALICO)を選ばれたのですか?

小芦さん サマーインターンを手当たり次第に進めていく中で、だんだんと自分のキャリア観のようなものが見えてきたんですよね。

まずは、コンサルティングをするより、事業会社で最後の成果にまでコミットできる働き方の方が好きだと思いました。これは就活を通してもそうですし、学生時代に実際に事業に携わる教育系NPOとコンサルティング団体の活動を並行してやってきた中で見えてきたことでしたね。どうせやるなら、自分が最後まで手を加えて、最後の成果にまで責任を持ちたいと思っていることがわかって。ここで大きな分類が絞れました。

あとは、様々な業界を見ていく中で、教育系や人材系などの「人と直接関わる仕事」に興味があるということ、いわゆる大企業よりも成長環境のあるベンチャーっぽい雰囲気の方が合うということなどに気づきました。そこで、10年20年かけて成長していくよりも、若いうちから色々な経験をさせてくれそうな会社に絞り込みました。

最終的には、人材系のメガベンチャーと医療介護系のベンチャー企業と今働いているLITALICOとの3社で悩みました。最後の決断は直感で、会社のビジョン・雰囲気や社員の方が持っている価値観に、自分が一番共感できたのが今の会社だったので、就職を決めました。

UTmap編集部 実際に自分でインターンに参加したり、過去の経験と照らし合わせたりしながら、キャリアの軸を形成していったのですね。 小芦さんは現在LITALICOでどのような仕事をされているのですか?

小芦さん まずLITALICOという会社自体は障害者の方や障害児の支援をしている会社です。

主要な事業としては、直接支援をする教室や事業所の運営で成り立っているのですが、私はそこでは働いていなくて。私は福祉業界で働きたいと思っている方々の転職支援をする「LITALICOキャリア」っていうサービスがあって、その中で人材系の仕事をしていますね。

始まって2年くらいの、まだ小さな事業なんですけど、私が入社するタイミングが、ちょうどその事業の立ち上げと被っていたこともあり、そこにアサインされました。

2年間その中で働いていてきて、職種は結構変わっているんですよね。一番長かったのはキャリアアドバイザーですね。毎日お仕事探している方と電話して、希望条件などの相談に乗りながら入社までサポートする、といった内容の仕事を昨年(2020年)の12月まで続けていました。

今年(2021年)1月からは職種が変わって、仕事を探している人たちがうちのサイトに訪れてくれるような、集客とかマーケティングの業務を任せてもらえるようになりました。

UTmap編集部 なるほど。会社の中での仕事内容は結構変わっていくのですね。それもベンチャー気質のある企業ならではといった気がします。

小芦さん そうなんですよ。うちの会社が、営業やマーケの専門家を育てるというよりは、「事業開発ができる人間」を育てるっていう指向性が強いので。一つの職種に専念ではなく、色々な職種をアサインしてくれるんですよね。

そのような働き方は私にとって魅力的で。事業の全体像がだんだんと見えてくる感じがして働いていて面白いんですよね。比較的早いうちから全体感を掴めるのは、大企業では経験しづらい部分なのかなと思ってます。

UTmap編集部 私も自分がやりたいことが明確に見えずに悩んでいるんですよね。

小芦さん 最初は皆さんそうだと思います(笑)。

「軸」とか「適職」とかって正直あんまり考えこんでもわからないものだったなと思っていて。だから私みたいに、色々な会社を見ながら、ボトムアップ的に考えるっていうやり方もあるんだと思います。具体的な事例をたくさん見て、自分の興味や好き嫌いを判断していくんです。それを繰り返していく中で、自分の軸がだんだんとハッキリしてくる、という感じでした。

私が紙に向き合って一人で自己分析とかをするよりも、とにかく行動するのが性に合ったタイプだったのもありますが(笑)。学生の間しかいろんな会社を見ることはできないし、社会人になんの見返りもなく話聞けるのってほんとに学生の特権なので。その特権はぜひ使った方がいいと思います。

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