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【女性のキャリア】「キャリアをセーブしなくてはいけない時が来る」東大OGが考える女性のライフプラン~小芦さんインタビューvol.3~

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2021/03/04

【女性のキャリア】「キャリアをセーブしなくてはいけない時が来る」東大OGが考える女性のライフプラン~小芦さんインタビューvol.3~

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今回は、小芦昇子(こあし・しょうこ)さんのインタビューvol.3をお届けします。

小芦さんは文科Ⅲ類から教育学部比較教育社会学コースに進学し、現在は教育や福祉サービスを展開する企業でキャリアコンサルタントやマーケティングなどの仕事をされています。

vol.3では、ライフプランを考える上で「女性」として意識していることや、学生時代にやっておくべきことについてお聞きします。

前回の記事:「事業会社で成果にまで責任を持ちたい」自分のキャリア観を見つけよう~小芦さんインタビューvol.2~

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UTmap編集部 次に、今後の小芦さんのキャリア設計について教えてください。

小芦さん まず、今の会社内でどうなっていきたいかということでは、会社のビジョンにもあるように、「事業開発ができる人間」を目指しています。何かしらのサービスを作ったりだとか、今あるサービスを大きくしたりだとか。このまま仕事を頑張って、30歳くらいまでにはマネージャーや事業責任者のようなポジションに行きたいと思いますね。そんなに時間もないんですけど(笑)、その年齢を一つのベンチマークとして頑張っています。

もう少し長期的ところまで考えるとしたら、すごい具体的に起業したいとかはないんですけど、ビジョンに共感できる比較的小さな会社に入って、その人たちの想いを形にするような、そういう働き方ができたらいいな、と思っています。

私はあまりビジョンを掲げてみんなを引っ張っていくタイプではないのですが、誰かが構想していることを形にすることが向いていると思っているので、そういう働き方を通して社会に貢献していけたらいいなと思っています。

興味のある分野としては、今後も教育・人材・福祉などの領域に興味があるのだと思います。かつ関わり方としては、直接人を支援するっていうよりかは、直接支援する人のことを後ろからサポートする方が好きだと思って。だから直接誰かを支援している人が、より働きやすくなるような仕組みや組織を作る仕事に、今後も関わっていくんだろうと思っています。

UTmap編集部 小芦さんの学生時代の就活・今のお仕事・そして今後のキャリア観について、詳しく知ることができました。学生時代にはたくさん行動することで自分の軸を見つけてきたこと、そして、その軸を起点にしながら今後キャリアを考えてらっしゃることが印象的でした。キャリア観やライフプランを考える上で「女性」として意識していることはありますか?

小芦さん これもすごく大切な視点ですよね。女性がライフプランを考える上で、どうしてもブランクが生じることはあるじゃないですか。例えば子供が欲しいと思った時に、どんなにパートナーが協力的だったとしても、「産休」は女性しか取れないので。

だから私は、いざ自分が産休を取るっていう選択をするとして、やはりその前にしっかり自分が世の中で生きていける術を身につけておきたかったんです。それもあって、さっき言ったように、30歳という年齢を一つのベンチマークにしていたりということもありますね。

UTmap編集部 なるほど。やはりキャリア観を考えていく際にも、様々なライフイベントとの兼ね合いなどの中から考えていく必要があるのですね。

小芦さん そうですね。もちろん、子育てと仕事の関係は、男性でも考えることでしょうし、そこはフラットであるべきだと、比教社の出身としても思うのですが(笑)。

でもその一方で、自分のパートナーの職場がどれくらい協力的かということも関わってくるじゃないですか。パートナー個人の問題ではなく、その人の後ろにある社会が影響してくるって考えると、誰もが完全に男性と同じキャリアプランを描こうとするのは、ちょっと危険だと感じる部分があって

だから、自分のキャリアをセーブしなければならないことがくる可能性があることを念頭に置いて人生設計するようにしていますね。キャリアアップするにしても、どうしても過去の実績で見られる部分が大きいじゃないですか。だから「どこで一旦止まるか」って大事なんですよね。できるだけ上までいってから休職した方が、その後の自分の選べる選択肢が増えるんじゃないかなと思っています。

UTmap編集部 なるほど。そうした点からも、先ほどおっしゃった企業選びの観点に「成長速度の速い会社」というのが入っていたということでしょうか?

小芦さん その通りです。難しいことではありますが、学生時代のうちから、「自分が30歳になったら何ができるようになっていたいか」ということを考えておくのは、大事なポイントだと思います。

ただ、「女性だからキャリアを諦める」という風潮に負けてはいけないな、とも思うから、自分もできるだけ、「女性だけが家事・育児を負担する」っていう価値観の無い家族の形を作っていきたいとは思います。まだ将来どうなるかわからないですけど、仕事も好きなので(笑)。

UTmap編集部 世の中の風潮が変わってきているとはいえ、そこは今後も取り組んでいかなくてはいけない課題ですよね。この話をお聞きできてよかったです。それでは最後に記事を読んでいる東大生へ向けてメッセージをお願いします。

小芦さん 「学生だからこそできること」はやっておいたほうがいいと思います。

社会人になってから、他の会社の人に報償なしにフラットにお願いできるのってかなり難しいんですよ。でも学生にはそれができる特権があるんですよね。私も学生時代に、就活の相談とか、卒論のインタビューで何人もの社会人の方を頼った経験があるんですけど、それは本当に勉強になりました。

あとは、私自身、学生のうちに長く時間をとって色々なところに旅行に行ったり様々な価値観に触れることはやっておいてよかったなと思うので。今後コロナが収まったら、そうした経験にも時間を使えるといいですね。

せっかく東大という環境で勉強できているのだから、その肩書きや、そこから得られる機会はフルに活用して、色々行動していってほしいと思います。みなさん、頑張ってください!

UTmap編集部 本日は貴重なお時間をいただき、本当にありがとうございました!