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進学選択

【文Ⅰ→法学部】国家公務員を志して。 ~黒川さんインタビュー vol.1~

進学選択

2021/06/18

【文Ⅰ→法学部】国家公務員を志して。 ~黒川さんインタビュー vol.1~

# 文科Ⅰ類

# 法学部

今回は、黒川浩太郎さんのインタビューvol.1をお届けします。 黒川さんは文科Ⅰ類から法学部に進学されました。卒業後は農林水産省で2年間働かれたのち、愛媛県の今治市に移住してサッカークラブFC今治の経営企画室とパートナーシップグループの業務に従事されています。

vol.1では、黒川さんが文科Ⅰ類に入学されてからどのようなキャンパスライフを送り、どのような考えのもとで法学部へ進学されたのかに関して、深掘りしていきたいと思います。

  ── まず前期課程の1年半はどのように過ごされていたか教えてください。

愛知学生会館という県人寮に住んでいたのですが、そこは自治会がある関係で先輩後輩の結びつきが非常に強いところで、私は寮で暮らす時間がけっこう長かったですね。愛知学生会館は東大生に限らず様々な大学・学部に属する多様な人たちが集まっている環境だったので、各々の専門分野に関して語り合ったりしながら非常に多くのことを学び、多くの刺激を受けました。みんな愛知県出身だという安心感もあって、非常に仲が良かったです。
また寮の方の紹介で本郷の日本料理屋でアルバイトをしていました。ここにも結構多くの時間を割いていましたね。


  ── 愛知学生会館のなかで熟成されていった人の結びつきが非常に貴重だったんですね。勉強に関してはいかがでしたか?

勉強に関してはそんなに嫌いではなかったので日常的に講義の復習などをしていた一方で、本当に勉強が好きで研究熱心な人には勝てないなと思っていました。教養学部の良さを生かしながら浅く広く勉強していた記憶があります。
また、大学の外では、静岡県三保の松原の地域活性化プランコンテストに参加しました。グループワークを進めるなかで、最初の創発に関わる部分よりも、その説明の筋書きを考える方が得意なタイプなのではないかと気づきました。


  ── 文Ⅰから法学部へ進学された際のお考えや経緯について教えてください。

自分は入学した当初から国家公務員になりたいと思っていました。国家公務員になるのであれば、文科Ⅰ類から法学部に進学することが一番の近道だと考え、法学部に進学しました。


  ── 国家公務員としてのキャリアはいつ頃から描いていたのですか?

高校時代にキャリア教育の授業で、たまたま国家公務員の方が講演をしてくださる回がありました。そこで国家公務員という仕事の存在を知り、魅力的だと感じました。その頃は、世帯の所得や都市間の違いによりチャレンジする前から格差があってはいけないなど、機会の平等に関して問題意識を持っていて、財務省、厚生労働省、総務省あたりがよいかなあと思っていました。
国家公務員を志望する理由としては自分があまり売上や利益など目に見える数字を追いかける仕事は頑張れなさそうだなという感覚もありました。


  ── 実際に進学選択を前にして、他の学部学科を検討されたことはありましたか?

特に他学部を真剣に検討することはなく、法学部を選びました。哲学・倫理にも関心がありましたが、他学部聴講でよいかなあと。

【進学選択に悩んでいる東大生からの質問コーナー】

  ── 法学部はしばしば「砂漠だ」ということを耳にするのですが、実際の授業の雰囲気はどうでしたか?他の学生との繋がりはありましたか?

基本的には先生が大講堂の前で講義をして、学生はそれをノートに取るという形式の授業が多かったので学部内の横のつながりは薄い方だったと思います。前期教養の時のクラスメイトと近くの席で講義を受けて、流れで食事に行ったりするくらいですかね。
ゼミは、他大学と異なって1学期で解散してしまうこともあり、関心分野を真面目に研究して議論するための場所、という位置づけだという印象です。


  ── もう1点お伺いさせてください。黒川さんは国家公務員を念頭に置いて進学されたと思うのですが、法学部での学びが見方・考え方など、今につながっていると感じることはありますか?

これはどの学問においても言える話だと思うのですが、論理的に文章を書いたりアウトプットをしたりする力というのは大学の学びのなかで自然とついていくのではないかと思います。法学部の場合、試験前に対策書を読むだけでも論理的かつ複雑な文章を読み解いていくことになるので、けっこうな訓練にはなるのかなと。そうすると、社会に出てから、物事をきっちり論理的に筋道立てて説明し、周りの理解を得ていくための素地ができるのではないかなと思います。

  ── ありがとうございました。