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農林水産省の理念に惹かれて。~黒川さんインタビュー vol.2~

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2021/07/28

農林水産省の理念に惹かれて。~黒川さんインタビュー vol.2~

# 文科Ⅰ類

# 法学部

# 公務員

# ベンチャー

# 地方創生

今回は、黒川浩太郎さんのインタビューvol.2をお届けします。 黒川さんは文科Ⅰ類から法学部に進学されました。卒業後は農林水産省で2年間働かれたのち、愛媛県の今治市に移住してサッカークラブFC今治の経営企画室とパートナーシップグループの業務に従事されています。

vol.2では、黒川さんが法学部に進学されてから農林水産省への入省を決意されるまでの日々に関して、深くお聞きしていきたいと思います。

  ── こうして法学部に進学されたわけですが、実際に後期課程が始まってから、法学という学問に対するギャップなどはありませんでしたか?

あんまりなかったというのが正直なところです。文Ⅰの授業で法律の概観などは既に勉強していったので、少しずつ慣れていったという感じでした。


  ── 何か印象に残っている授業はありますか?

愛知学生会館のOBである准教授が開講する刑事訴訟のゼミに誘われ、参加してみました。研究者志望の院生も所属するゼミで、刑事訴訟法の日英比較を行いました。自分は学部生であり、かつ、日本の刑事訴訟法すら履修していない状況で臨み、ついていくだけでとても大変でした。しかし、法学を究めようとする人たちと関わることができ、面白く刺激になりました。


  ── 国家公務員の勉強はいつ頃から開始されたんですか?

当初は法律区分で受けることを念頭に、3年終わりの春休みあたりから本格的に勉強しようと思っていたのですが、3年の夏に勉強を始め、秋に受験した教養区分で合格することができたので、そこから4年の夏の官庁訪問までは時間ができました。


  ── 1年弱お時間があったということですが、民間の就活を検討されたことはなかったんでしょうか?

企業説明会は数多く聞きに行きましたが、国家公務員が第一志望ということは揺らがなかったので実際に受けた会社はそう多くなかったです。
ただメガバンクのインターンには1週間ほど参加した縁で、面接まで受けたことはありました。グループワークのファシリテートをしてくれた行員がリクルーターとして色々と相談に乗ってくれて、ありがたかったです。
少ないながらも幾つかの企業の面接を受け、いくつかの企業では選考に落ちたのですが、その中で「あなたは優秀だと思うけれども考え方が弊社に合わない」と言われたことがあり、自分に合った価値観や文化を持つ組織を選ぶことが大事なんだなあと感じたことを覚えています。


  ── 4年の夏の官庁訪問を経て農林水産省に入省されたと伺っておりますが、どうして農林水産省を選択されたのでしょうか?

農林水産省のビジョンステートメントに「生命を支える「食」と安心して暮らせる「環境」を 未来の子どもたちに継承していくことを使命として」という言葉があるのですが、これに強く共感しました。まさにこれから考えていきたいと思っていたテーマでした。
ちょうど志望官庁を選ぶタイミングに近い大学4年生の夏学期に「生と場所の環境倫理」という授業を聴講し、これまで漠然と抱いていた社会への違和感が言語化されていくのを感じました。持続可能な生産と消費のテーマに携わっていきたいと思い、農林水産省に決めました。


  ── 進路選択に当たっては、ビジョンを軸にして決断されたんですね。

自分の場合、具体的にこれがやりたいというアイデアが自分のなかから出てくるタイプではなくて、その組織が具体的にやっていることよりも掲げるビジョンで考えました。

  ── 特に何がやりたいか決まってない人にとって、この考え方は非常に大切ですね。