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進学選択

【文Ⅲ→文学部社会心理】人とのコミュニケーションを念頭に置いた進学選択と就職先の決定〜内藤さんインタビューvol.1〜

進学選択

2021/11/05

【文Ⅲ→文学部社会心理】人とのコミュニケーションを念頭に置いた進学選択と就職先の決定〜内藤さんインタビューvol.1〜

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今回は内藤典子さんのインタビューvol.1をお届けします。内藤さんは文科Ⅲ類から文学部社会心理学科に進学され、リクルートで7年間勤務されたのちに退職され、現在は東京都庁の福祉保健局でご勤務されています。インタビュー当時はオリンピック・パラリンピックの組織委員会でご勤務されていました。vol.1では、内藤さんがどのような経緯で文科Ⅲ類への入学、そして文学部社会心理学科への進学を決意したのか、また入学されてからどのようなキャンパスライフを送っていたのか、そしてどのように就職先を決めていたのかについて、深掘りしていきます。

ーまず初めに学生時代のお話を伺いたいと思います。文科Ⅲ類への入学、そしてのちに社会心理学科に進学された理由はどのようなものだったか教えていただけますか?

内藤さん

私は、人と人を結ぶことや文脈を読み取ることに魅力を感じ、また時代や社会に貢献したいという思いがあったので、通訳になるのが夢でした。それもあり、言葉に興味があったので言語学を学びたいと思い、文科三類を選びました。ただ実際に入学してみると言語学は実学というより研究で、当初のイメージと違い直接的に社会で活かせないと感じました。どこに進学するか迷っていたのですが、社会や人に興味があったので社会心理学科を選びました。

ー通訳への道も考えられていたということでしたが、留学に行くことは考えられましたか?

内藤さん

実は留学は、若いうちにやっておけばよかったなと今になって思うことです。これまで留学する機会というのが2回ほどあり、1回目は高校時代の留学でした。ただ、試験が修学旅行と重なっていたので、何も考えず修学旅行を選びました(笑)。2回目は社会人になってからで、会社の留学の制度を利用する準備を進めていましたが、最終的にはやめてしまいました。しかし、結果的に今振り返ってみて、やはり興味の対象というのは変わらないし行っておけばよかったなと思います。

ー学生時代にしておけばよかったこととして留学をあげられていましたが、逆にやってよかったと思うことはありますか?

内藤さん

留学という形ではできなかったのですが、やはり英語に興味があったので、ヨーロッパに1か月行ったり、英語学校に通ったりしました。その一環で、友達と一緒に英語の教職の免許を取ることにし、実際に教育実習にも行ったのは、経験としてよかったなと思います。

ー学生時代から英語に興味があったということですが、今実際にお仕事をされる中で英語を使う機会はありますか?

内藤さん

オリンピック・パラリンピックの組織委員会に入ってからは、ものすごく英語を使う機会があります。一緒に仕事をする中で英語しか話せないという方もいらっしゃるので、英語と日本語の併記のメールでやりとりをしたり、会議も英語で行われたりしています。だから、尚更英語をやっておけばよかったなと思います(笑)。

ーでは就職活動をされて以降のお話を伺いたいと思います。就職活動はいつ頃から始めましたか?

内藤さん

大学3年生だったと思います。

ー実際に大学3年生で就職活動を始められて、どのような方向性で就職先を選ばれていましたか?

内藤さん

当時はバブルでどの企業でも入れるという状況だったので、とにかく色々な企業を回りました。たとえば、当時は情報産業というのが台頭してきた頃だったので、NTTさんやNTTデータさん、他にも以前からあるメーカーや金融、サントリーさんやアサヒビールさんにも話は聞きに行きました。

ー特に何かに興味を持っていたというわけではなく、幅広い分野に関心を持たれていたということですか?

内藤さん

そうですね。やはり会社のことは学生時代はわからないですからね(笑)。

ーそのように幅広い分野に関心を持たれていた中で、どうしてリクルートを就職先として選ばれたのか教えていただけますか?

内藤さん

まずは、人ですね。とてもコミュニケーション能力が高い魅力的な人がたくさんいて、採用に力を入れている会社だったので、東大の方もたくさんいらっしゃいました。さらに、会社のビジョンにもすごく共感しました。当時の有名なCMで、「情報が人間を熱くする」というのがありました。情報誌をたくさん出して、選択できる社会を応援していこうという会社で、「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」というのが社訓でした。そのような思想や社風、働いている人に魅力を感じたというのが理由です。また、当時は理系の方を数多く採用していて、新しい事柄に力を入れるベンチャー的なところもあって、そこにも魅力を感じました。

ー大学での前期教養課程や社会心理学科での学びで、お仕事に生かされたものはありましたか?

内藤さん

人文社会系の学問は学んだことがダイレクトに生きるということはあまりないですよね。社会心理学では調査手法や統計学が、仕事によっては役に立つかもしれませんね。それよりも、社会心理学では人間は自分の選択を正当化したがるというような、一定の状況に置かれたらこういう風に行動する傾向がある、というようなことを学びます。だから、社会や生活の中で起きた事象を客観的に見ることができるようになるのではないかと思います。


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