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【女性のキャリア】一人の女性として育児を経験する中で覚えた葛藤〜内藤さんインタビューvol.3〜

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2021/11/11

【女性のキャリア】一人の女性として育児を経験する中で覚えた葛藤〜内藤さんインタビューvol.3〜

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今回は内藤典子さんのインタビューvol.3をお届けします。内藤さんは文科Ⅲ類から文学部社会心理学科に進学され、リクルートで7年間勤務されたのちに退職され、現在は東京都庁の福祉保健局でご勤務されています。インタビュー当時はオリンピック・パラリンピックの組織委員会でご勤務されていました。vol.3では、社会心理学科での卒業論文のテーマから、当時の育児の難しさについて深掘りしていきます。

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ーちなみに社会心理学科の卒業論文はどのようなテーマで書かれましたか?

内藤さん

「女性の就業志向を規定する諸要因について」というテーマで、アンケートによる調査を実施しました。

ー元々女性の雇用機会等に興味があったのですか?

内藤さん

当時は男女雇用機会均等法ができて数年だったこともあり、女性が仕事をする上で様々なハードルがあった時代でした。また、そもそもずっと働かなくて家庭に入ることを念頭に置いてる方もいたので、そのような思考はどういったバックグラウンドや環境とかから決まっていくのかに興味がありました。

ー今現在、社会人と大学生のお子さんがいらっしゃるということでしたが、育児をされていたのはいつ頃でしたか?

内藤さん

都庁に転職してからです。

ー育児とお仕事の両立はどのようにされていたのですか?

内藤さん

都庁に転職して管理職試験を受けるまでは、割と時短制度を使ったりとかして育児をしていました。管理職試験に合格してからは、母に手伝ってもらって乗り越えました。

ーそれでは育児休暇制度等は利用されなかったのですか?

内藤さん

一人目は都庁に転職して一年目に生まれて、その時は産休だけで仕事に復帰しました。二人目は年度末まで育児休暇制度をとりました。

ー当時の育児休暇制度や女性の社会進出に関してはどのように考えられていましたか?

内藤さん

公務員だったので制度はすごく充実していました。だから、一人目の子どもが生まれたときに、産休しか取らなかった時には周りから疑問を抱かれました。しかし、私自身は楽をしたくて公務員になったのではなく、しっかりと仕事をしたいという思いがあったので早く復帰をしました。自分は仕事がしたいのに、周りにはゆっくりした方がいいと考える人もいましたので、そのギャップに悩むことはありました。

ー今は男性にも女性にも育児休暇制度が取りやすいようになっていると思うのですが、当時は女性向けという意識が強かったのですか?

内藤さん

そうですね、やはり女性向けのものでした。最近になって、制度として男性にも育児休暇を取ってもらおうということになったと思います。

ー今でも育児とキャリアの両立に悩む女性は多いのですが、何が両立を妨げていると思いますか?

内藤さん

仕事の成果より労働時間で評価をするという日本企業によくある考えが問題だと思います。自分は子育てをしてる時に残業ができなかったので、誰よりも効率的に働いていたと思います。しかし、時間の融通が効いて仕事ができることが良しとされるような考え方が、いまだに日本の企業や社会に蔓延しているので、それは変えていかなければいけないところだと思います。コロナでテレワークが進んだ今が変革のチャンスですね。


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