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進学選択

【文Ⅲ→文学部言語文化学科】長期インターン、起業をして気づいたもの~インタビューvol.1~

進学選択

2021/12/03

【文Ⅲ→文学部言語文化学科】長期インターン、起業をして気づいたもの~インタビューvol.1~

# 文科Ⅲ類

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今回は、文科Ⅲ類から文学部言語文化学科に進学し、学生時代に長期インターンや起業を経験したのち、新卒でシンプレクス株式会社に就職されたN.Masatoさんのインタビューvol.1をお届けします。 vol.1では進学選択の理由や、長期インターン・起業を通じて得られた経験についてお聞きしました。

  ―まず初めに、学生時代についてお聞きします。文科Ⅲ類からなぜ文学部言語文化学科へ進学されたのですか?

「英語を深く学びたい」と考えたのがきっかけです。中学生の時にアメリカの家庭にホームステイした経験があり、海外の文化や語学に関心を持ちました。大学1年からオンライン英会話を続けていたり、時間を取って海外旅行に行ったりもして英語力の向上に努めており、英語圏の文化についても知見を深めたいと考え、文学部言語文化学科の英語英米文学科を選びました。

  ―実際に学科に入ってみて、イメージとのギャップはありましたか?

「想像以上に身近で学びやすく、面白い」というのが最初の感想でした。英語の勉強をするだけではなく、「英語を使って文学にアプローチする」という学びがメインでした。海外映画や海外小説の分析を進める中で文学への理解を深めることができたと思います。同じ原作の小説と映画を見比べて、表現方法の違いや、違いの背景を様々な視点から分析しながら仮説を立て、議論した授業の印象が強く残っています。今振り返ると、一つの事象を多角的に捉える原体験は学科時代の勉強にあったと考えています。

  ─続いて課外活動についてもお伺いします。何かサークルには入られていましたか?

中学生の時から力を入れていたテニスを継続しました。大学のサークルではなく、社会人サークルで活動していました。もちろん大学の友人とテニスを楽しむこともありましたが、視野を広げるために社会で活躍している方の話を直接聞く機会が欲しいと感じていたので、テニスを接点に早くから社会と関わりを持てないかと考え、社会人サークルに参加したのを覚えています。

  ―なるほど。そこで何か得られたものはありましたか?

社会人サークルのメンバーとの雑談が長期インターンに参加するきっかけになりました。テニスサークルに参加されている経営者の方から、当時はかなりマイナーな話題だった暗号資産など「フィンテックビジネス」に関する話を聞きインターネットで調べてみたところ、今後の時代を作る技術の一つなのではないかと直感的に感じました。さらに知識を吸収するために一般向けに開催されていた金融セミナーに参加した際、暗号資産分野の講師をされた経営者の方の話に感銘を受け、直談判してインターン生として受け入れてもらうことになったんです。

  ―長期インターンで得られた経験を教えてください。

「時間」ではなく自分の出した「成果」が評価されるという経験ができたのは大きかったです。

ブログ記事の作成や社内外で使用する資料の作成、営業補佐を担当していましたが、ブログ記事に寄せられたコメント数や“いいね”の数、Excel・PowerPointの資料の質や量など、成果を加味して報酬をいただきました。

  ―とてもユニークですね。

一般的なアルバイトのように時間だけでお金を貰うのではなく、成果も評価してもらえたので、自分から仕事を取りにいき、周りに感謝・評価される姿勢を身につけることができました。まずはどう仕事をもらうか、仕事をもらった場合、仕事の質を上げるためにはどのようなスキルを身に付けるべきか、どのように仕事を進めるべきか、どう人と接するべきかに常に頭を使うようになりましたね。

  ―貴重な経験ですね!そんな貴重な経験ができるインターンを1年で辞められたとのことですが、それはなぜでしょう?

様々な経験をさせてもらい、充実感はあったのですが「自分で経営してみたいな」という気持ちが芽生えたんです。長期インターンを続けるという選択肢もありましたが、自分から行動を起こせば他にも新しい経験ができるのではないかと考えるようになっていました。

  ―そこで何を始められたのですか?

友人と一緒に人材系の会社を立ち上げました。

当時長期インターンは一部の学生しか体験しておらず、認知度も高くなかったのですが、私自身が長期インターンを経験し、多くの学びを得ることができたので、この経験をより多くの学生に提供したいと考えたんです。長期インターン生を求めている企業と挑戦する意欲のある学生を繋げたいと考え、インターン紹介事業を始めました。

  ―起業して良かったことは何ですか?

自分について深く知ることができたことですね。 起業して売上が上がるまでは全部自分達でやらなくてはいけない状況 でしたが、幅広い業務に取り組んでみたことで自分の得意なところと不得意なところを発見したり、働き詰めの極限状態に身を置くことで自分の価値観を見直したりすることができ、目指すべき将来像の具体化につながりました。

たとえば営業に関しては、もともと得意な 人がいるな、と気づき、マーケティングに関しては、目標のターゲット層に刺さる効果的な施策立案が難しく、苦手だなと直感的に感じました。逆にITは、 黙々とインプットをし、アウトプットを出すことも特段苦に感じなかったため、向いていると気づくことができました。 また、当時は周りのエンジニアの中にはコミュニケーションの苦手な人が少なくない印象があったため、「IT技術」×「コミュニケーションスキル」を掛け合わせれば、ニーズがあるのではないかという仮説を自分で立てました。

  ―その後もう一度長期インターンをされたそうですが、そちらはどういった経緯なのでしょう?

就職の前準備です。シンプレクスに入社することが決定していたので、ITの基礎知識が必要になると思い、エンジニアの経験が積めるベンチャー企業に行くことにしました。シンプレクスでは設計、開発、運用保守を経験することもできますが、コンサルティングから課題解決を行っていくことも多く、コンサルティングをするためにはシステムの中身を理解しておくことも有意義であると考えたんです。

  ―なるほど。納得感を持って提案をするためにはシステムにも精通している必要がありますものね。それでは、最後になりますが、学生時代を振り返ってやっておいて良かったと思うこと・もう少しやっておけば良かったことを教えてください。

やっておいて良かったことは、早めに社会に出たことです。起業や長期インターンの中で成果を出すために様々な方に協力してもらいながら、机上では得られない経験をしました。そういった経験のおかげで、自分のキャリアを真剣に考えるようになり、社会に入るときに後悔のない第一歩を歩めたと感じています。自分の性格や価値観、強み弱みがあらかじめ分析できていたことで、就活中も企業ブランドや周りの学生の動向、流行りに惑わされず、自分の意思を持ってファーストキャリアを選択できたことは後から考えても良かったと考えています。

逆にもっとやっておけば良かったと感じるのは、留学や海外旅行です。スキルは社会人になってからでも頑張れば身につけられることが多いと思いますが、友達や家族とゆっくり時間をとって海外に行くというのはなかなかできません。一生分のお金を若いうちに稼いで時間を作る、という人生もあるかもしれませんが、現時点では、私はそのようなプランは考えていないので。一生のうちで見られない景色があると考えると、時間のある学生のうちに見ておけばよかったなと思います。

  ―ありがとうございました。次回は、就活、入社後の話を詳しくお聞きします。


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