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進学選択

【文Ⅲ→農経】理転して感じた、農経の実情とその魅力~大島さんインタビュー~

進学選択

2022/03/23

【文Ⅲ→農経】理転して感じた、農経の実情とその魅力~大島さんインタビュー~

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今回は文科Ⅲ類から農学部農業資源経済学専修へ進学したのち、ベンチャー企業を経て株式会社リヴァンプでコンサルタントとして活躍されている大島拓司さんのインタビューvol.1をお届けします。vol.1では、農学部農業資源経済学専修に理転された理由、学生時代にやっておいてよかったことなどについてお聞きします。

──本日はよろしくお願いいたします。まず初めに、簡単な経歴をお聞きできますか?

大島さん

はい。東大の文Ⅲに入学し、農学部の農業資源経済学専修に進学しました。新卒でITベンチャーに入社し、2021年にリヴァンプに転職しています。リヴァンプ参画後は、マーケティング・営業領域から、ファンド投資先企業のバリューアップを支援するという業務をしています。

──ありがとうございます。まず、文Ⅲを選んだ理由についてお聞かせください。

大島さん

哲学の勉強がしたかったからというのが理由です。高校で構造主義について学んだとき、自分には全くない考え方に出会ったことが衝撃でした。自分にはない考えを勉強することがとても面白いと思ったので、哲学に興味が湧いたんです。そこで、哲学の勉強ができるのは文Ⅲだろうと思い、文Ⅲを受験しようと思いました。

──その後、駒場の教養を経て、どのような進学選択をしようと考えましたか?

大島さん

もともと考えていた哲学以外にも、経営に興味があったので経済・経営系の学部が選択肢にありました。また、哲学科に進学した先輩は、私にとって魅力的な会社に就職されている方があまり多くありませんでした。そこで、経済・経営系の学部に行こうと決めました。ですが、文Ⅲから経済学部に行くのには進振りの点数が足りなかったために農学部の農業経済に進学したという感じですね(笑)。

──就活を意識した進振りをしていたんですね! 実際に農経に入ってどのようなことを勉強されましたか?

大島さん

3年生の頃に参加した、「フィールドワーク調査」という授業が印象的ですね。実際に農家の方にお話を聞いて論文を書くという授業でした。その時の自分の研究テーマは、新潟県にある養豚農家の経営についての研究です。グループ経営を行なっている少し珍しい養豚農家で、そこでの肥育成績がどうなのか、その成績はどのような取り組みに起因するのかという事例研究のような形でのインタビュー調査もしました。

──実際に現地で調査をされたんですね! 入って感じたギャップについてはいかがでしょうか。

大島さん

他の経済系の学科と農業経済はそんなに変わらないだろうと思っていたのですが、農業経済の方が人間らしさに寄り添って、実践を重視する姿勢が強い学問だと感じました。なぜなら、そもそも農業という営みが、人間の生活に深く根ざしているものだからです。農業の経営のことだけを考えたら、農場を全部1個にまとめてそれを1人が管理するという方法が、一番効率が良いはずです。ですが、先祖代々の土地だから手放したくないという農家の方も多いのも現状です。その想いと経営効率のバランスをどうしていくのかというところが、農業経済のひとつの大きなテーマです。また、農地を放棄してしまうと、そこから虫が発生して地域の自然環境に悪影響を及ぼしてしまうこともあります。そうした地域社会との関わりの部分で経営をどうするかが規定されるところは、思ったよりも血が通った学問でとても面白いなと思いましたね。

──そうなんですね。就活を意識した進振りをしていたとのことですが、いつ頃から就活を始められたのですか?

大島さん

3年の12月からです。学生のうちは今しかできないことをやっておくべきだと思っていたので、サークル活動や語学留学、住み込みバイトなどもしていました。そうした課外活動の方をしていたら、就活の時期が遅れてしまいました。

──そうした中で、どういった業界を見られていたのでしょうか?

大島さん

エンタメ業界で考えていました。中学校の2年生終わりぐらいにX JAPANのYOSHIKIに憧れてドラムを始めて、それ以来大学のサークルでもドラムをやっていました。この影響が強くあって、自分が人に対してどういう価値を与えたいかを考えたときに、エンタメで得られる「楽しい」や「面白い」みたいなプラスの感情だなと思いました。そこで、このような価値を与えられるような会社に行きたいと思い、エンタメ業界を志望しました。

また、もともとwebメディアの会社でライターをしていたこともあって、新しい業界にいる人たちと仕事をしたいと思っていました。ですので、エンタメ業界の中でもベンチャー気質のある会社を主に見ていました。結果として、縁のあったweb系のベンチャー企業に入社しました。

──それでは、学生時代にやっておいてよかったなと思うことはありますか?

大島さん

よく言われることですが「好きなことに熱中すること」ですね。何かに熱中して本気で取り組む中で見えるものがあると思っています。自分の場合はドラムに熱中したことで、社会に対してどのような価値を与えたいかという考えが明確になりました。何かに本気で取り組む中で、その後の自分の人生を大きく左右するような何かを得られると思うので、それは学生時代の時間のあるうちにやっておいたほうが良いと思います。

──逆にもう少しこれをやっておけばよかったなということはなんでしょうか。

大島さん

インターンですね。自分はインターンをしていなくて、新卒就活の時に仕事観がまるでなかったんですよ。就活中はwebメディアという業界を見て選んだわけですが、webメディアに対して制作側で関わりたいのか、ビジネス側で関わりたいのか、みたいなことは考えていませんでした。また、そもそも事業がどのように回っているのかさえわかっておらず、それゆえにどこに自分が行きたいのか、そこに至るためにはどういう道筋を歩むべきなのかが見えなかったんですよね。

──ありがとうございます。次に社会人になってからのお話をお聞きします。新卒でIT系ベンチャー企業に入社された後、どうして転職されたのでしょうか?

大島さん

自分の入社したベンチャーは、webマーケティングのコンサルティングやwebメディアの運営をしている会社でした。3年ほど働き、Webマーケターとして大きく成長できました。
ただ、働いていく中で、Webマーケティングだけでなくより広い領域で経営に関与し、もっと大きなインパクトを与えられる人材を目指したいと感じ、転職活動を始めました。やりたい仕事、やるべき仕事を整理して戦略的にキャリアプランを考えたところ、経営コンサルであれば理想的なキャリアアップを目指すことができると考え、経営コンサルを中心に転職先を探しました。

──そのなかでリヴァンプを選んだ理由は何でしょうか?

大島さん

顧客の本質的な課題解決に向き合っていると感じたためです。

現在では、多くのコンサル企業が「計画で終わらず実践まで伴走する」と掲げていますが、実際どこまで取り組んでいるかは会社により異なります。

リヴァンプの面接で、現場社員から「リヴァンプでは顧客のために株主や経営陣とのやり取りからLINE公式アカウントの友達を増やすための店舗のPOPの確認まで何でも行う」といったお話を聞き、顧客の経営課題に徹底的に向き合う風土や本質的な支援を行える柔軟性があると感じたので、入社を決めました。

──ありがとうございました! 続くvol.2では転職のお話や、現在お勤めのリヴァンプでのコンサルタントとしてのお仕事についてお伺いします!


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