hero

進学選択

【文Ⅲ→文学部社会学科】歴史好きの東大生が社会学科に進んだ理由とは?〜大橋さんインタビューvol.1〜

進学選択

2022/04/10

【文Ⅲ→文学部社会学科】歴史好きの東大生が社会学科に進んだ理由とは?〜大橋さんインタビューvol.1〜

# 文科Ⅲ類

# 文学部

# 広告・マスコミ

# 女性のキャリア

今回は大橋久美子さんのインタビューvol.1をお届けします。大橋さんは文科Ⅲ類から文学部社会学科に進学され、博報堂に就職されたのちにJWT、LIFULLに転職され、現在は独立されてブランドストラテジストとしてご活躍されています。vol.1では、大橋さんがどのような経緯で文科Ⅲ類への入学、そして文学部社会学科への進学を決意したのか、どのように就職先を決めていたのかなどについてお聞きします。

ーまず初めに学生時代のお話を伺いたいのですが、どうして文科Ⅲ類に入学されたのですか?

大橋さん

文科Ⅲ類を受験したのは、元々日本史がとても好きで、大学でも国史学科(現:日本史学科)に行きたかったからです。私が通っていた中高は大学の付属校だったので、ほとんどの生徒がエスカレーター式で系列の大学に進学するような学校でした。しかし、その大学には日本史を学べる学部がなかったので、外部の大学を受験しようと思い、東大の文科Ⅲ類を志望しました。

──日本史を学びたいと思って文Ⅲに入学したなかで、文学部社会学科に進学されたのはなぜですか?

大橋さん

歴史が好きな理由を考えると、人間や人間の価値観に興味があったからだということに気づきました。その時代にどういう価値があったのかを知ることがとても好きだったんです。そうであれば、必ずしも歴史を学ぶ必要はないということを大学に入ってから感じました。特に影響を受けたのが、折原先生という社会学の先生が担当していた、デュルケームの『自殺論』やマックスウェーバーを扱った授業です。人が自殺を選ぶことやプロテスタンティズムが資本主義を生み出すことの要因を見出していくという授業で、私が学びたかったものと近い学問だなと感じ、この時に初めて社会学に興味を持ちました。その後、当時ちょうど発売された『東大社会学科卒』という本を読んだことでますます文学部社会学科に進みたいと思うようになりました。東大の社会学科を卒業されて活躍されている先輩が出ている本だったのですが、電通や博報堂に進まれている先輩のお仕事を読む中で、広告業界では人間の価値観という私の興味があることをビジネスにしていけると気づきました。そして、人間やその集団である社会を洞察するという私が興味のあることが学べて、かつ私が就職したい業界に就職される方が多いという2つの理由から文学部社会学科を選択しました。

──学生時代にやっていてよかったことはありますか?

大橋さん

3,4年生の頃、特に活動をしていなかった代わりに、1日に何本も映画を見たり、本を読んだりしていました。昔のフランス映画の歴史を辿ってみたり、アメリカ映画も古いものから新しいものまで観たり、ミニシアターに行ったりしていました。その経験は、広告会社に必要な感性や美意識を磨くのに役立ったのかなと思います。

──一方で、学生時代にやっておけば良かったなと思うことはありますか?

大橋さん

これだけは皆さんにお伝えしたいということは、運動はしておいた方が良いということです(笑)。広告業界はハードな働き方が必要だった業界でしたので、20代後半から疲れてしまって、体力の限界が来てしまったことで、転職を考えはじめました。体力があればより幅広い選択肢があったのかなとは思います。今は当時ほどブラックではないかもしれませんが、どの業界のどの仕事をするにしても体力は重要だと思うので大学時代の運動は本当に大事だと思いますね。


次の記事