hero

就活

【サントリー→独立】サントリー入社のワケと、同期で唯一独立した理由とは ~ 豊間根さんインタビュー vol.2 ~

就活

2022/06/13

【サントリー→独立】サントリー入社のワケと、同期で唯一独立した理由とは ~ 豊間根さんインタビュー vol.2 ~

# メーカー

# 理系学部就職

# 工学部

今回は豊間根青地さんのインタビューvol.2をお届けします。豊間根さんは新卒でサントリー株式会社に就職され、その後2022年1月に独立されています。vol.2では新卒での就活についてのお話やサントリーでの業務、そしてその後独立された経緯についてお聞きしています。

――理系の学部に進学されているので、普通であれば院進すると思うのですが、学部で就職されています。なぜなのでしょうか?

豊間根青地

都市工は院進する人が7割から8割いるので、僕も院進するつもりでした。ただ都市工の「地理システム情報論」という授業の最後に教授が、「就職するならさっさとした方がいい、都市工はリベラルアーツっぽいので、院に行く意味はあまりない。もし研究者、ドクターまで行くんだったら院に行く意味はあるけど、そうでないなら早く就職した方がいい」って言われて(笑)仕事もボートとかと一緒で練習が必要だし、中途半端に院進するくらいなら就職した方がいいと思いました。普通教授は院に行かせたがるじゃないですか、でもそんな先生がわざわざ授業の最後に言うくらいなら本当にそうなんだなと思って就職しようと思いました。

――その後どのような就職活動をされたのでしょうか?

豊間根青地

その授業が3年生の後期だったので、その話を聞いたのが3年生の1月とかで就職活動を始めるのが遅かったんですよね。だから東大生の意識高い人がいくような、外資の金融や外資のコンサルとかは締め切られていて。

そもそも最初の軸としては、「面白いものを作りたい」という思いがありました。だからテレビ局に行きたいと思い、急いで日テレとテレ朝のES(エントリーシート)を書いて、日テレは1次で落ち、テレ朝は4次くらいまで行ったんですけど落ちてしまったんですよね。そこでどうしようと思い、そこまでは狭義の「面白い」、コンテンツが「面白い」という所だけしか見ていなかったのを、もっと広げてみようと思いました。商品が面白いとか、事業を作る面白さとか広告とかって感じです。だからサントリーやリクルート系列、電博なんかの代理店を受けていました。

ただ、あまり多くの会社を受けていないです。例えばメーカーではサントリーしか受けていないですし。

――メーカーでサントリーしか受けていないというのはすごいですね

豊間根青地

飲料メーカーを受けようと思ったというより、サントリーを受けようと思ったんですよね。広告や商品も元々好きだったので、受けてみようと思い経ちました。

――結果的にはサントリーに入社されています。その決め手は何だったのでしょうか。

豊間根青地

内定をいただいたのは最終的に3社で、その中でサントリーとアクセンチュアで悩んでいました。ただ、アクセンチュアは中途採用をたくさんやっているのでサントリーに入社して「違うな」と思っても、最悪後から入れるかなって思ったんですよ。でもその逆は難しそうだったので、とりあえずサントリーに入ってみよう、そのくらいの気持ちで入社しました。

――就職時点での人生設計みたいなものはありましたか?

豊間根青地

具体的なものはほとんどなかったですね。ただ全く見えていなかった中でも、一生勤め上げるとも思っていなかったです。いつか自分の力で稼ぐ、独立したいみたいなところは就活前から考えていました。

――サントリーでの業務について伺ってもよろしいでしょうか?

豊間根青地

初期配属はゴマのサプリ「セサミン」で知られる健康食品のウエルネスでした。最初の配属先はお客様センターの統括をしている部署で、見込み客に電話でコミュニケ―ションをとって定期的な購入をしていただける方をいかに増やすかを考える仕事をしていました。3年半経った2020年の秋には主にWEBの広告媒体を運用する部署に異動し、広告枠のバイイングやアロケーションなどの業務を行っていました。

――サントリー時代に印象に残っていることはありますか?

豊間根青地

サントリーウエルネスのときに、KPIを変えようとしました。販売していた健康食品は定期購買のビジネスなので、1回契約してもらうことより、その後続けて契約してもらうことが大事だと思っていました。ただ、当時設定されていたKPIが初回契約の件数だったので、そこを継続契約に変えようとしました。ビジネス的には継続の方が重要な指標だと考えたからです。途中で部署異動になったこともあり最終的にはうまく行かなかったです。ただ、まだ新卒2年とか3年目の若い自分にも上長の人がきちんと話を聞いてくれて、理解してくれたのでやってみようかと動いてくれていました。そういうところはサントリーのいいところだと思います。やはり、「やってみなはれ」という精神を社員が根底に持っている感覚はあります。

――サントリー在職中、「パワポ芸人」として知名度を獲得されました。その辺りの経緯や社内の反応などいかがでしたか?

豊間根青地

まずTwitterで「パワポ芸人」として広まって、そこからセミナーなど単発のお仕事をいただけるようになりました。それと同時に社内でも「豊間根パワポ上手いらしいな」となり、社内で勉強会を開いたり社内のナレッジシェアシステムで全社向けに教えたりしていました。

――独立は大きな決断だったと思いますが、決め手になったことは何だったのでしょうか?

豊間根青地

一番の決め手は、やはり金銭的に「食べていけそう」だと感じたことですね。初期は単発のセミナーなどだけだったので生計を立てるのは難しいかなと思っていたのですが、知人の紹介でIR資料や資金調達資料で実績のある方と色々な仕事をさせていただくようになったことで、そうした問題も解決すると考えたからです。そもそも昔から「機会があれば独立してやろう」と思っていたので、その思いに従った感じもあります。

独立したのは2022年の1月なのですが、2021年の10月に初めて上司に報告しました。上司も含め、周囲の方は「豊間根はいつか独立する」と思っていた方が多かったですが…(笑)サントリーの同期は140人くらいいるのですが、現状独立したのは僕だけだと思います

ーー院進する人が多い中での学部就職や、ほぼ周りが独立されていないような環境の中での独立など人とは違った選択を実際にされているところが印象に残りました。インタビューの中で、「その選択を正解にする」といった言葉をいただき、それは豊間根さんの選択や決断への考え方が垣間見えた瞬間で、どうしても取らなかった選択のことを考えてしまいがちな筆者にとっては心に刺さる言葉でした。次の記事では、実際に独立されてからのことや、豊間根さんを語る上で外すことはできない「パワポ」についても伺いました。


次の記事