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やりたいことを追求し、外資系戦略コンサルの内定を辞退した話【経済】 ~福島さんインタビュー vol.2~

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2022/04/27

やりたいことを追求し、外資系戦略コンサルの内定を辞退した話【経済】 ~福島さんインタビュー vol.2~

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# 文科Ⅱ類

今回は、福島悠介さんのインタビューvol.2をお届けします。 福島さんは文科Ⅱ類から経済学部に進学し、2016年にコンコードエグゼクティブグループに新卒で入社。同社にてビジネスリーダー向けのキャリアコンサルタントとして勤務されています。 就職活動のときに外資系戦略コンサルからの内定を断り、現在の企業を選んだという福島さん。新卒時の企業選びのポイントについて伺いました。

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──就活はいつ頃から始められましたか

福島さん

私の場合少し遅めで、3年生の夏からです。先輩に誘われて生命保険会社の保険商品開発インターンに参加しました。インターン自体は楽しかったのですが、その生命保険会社の新卒選考は受けませんでした。その理由は「総合職採用」だったからです。インターンで経験した商品開発プロセスそのものは面白いと感じましたが、その会社は部門別採用の枠はなく、つまり、入社後に配属先を知ることになります。もしも入社した場合、人員の割合から考えても、営業などの自分があまり興味のない仕事になる可能性は高く、それを何年も続ける働き方は自分が望むものなのかと、疑問に感じました。

この保険会社だけでなく、日系の大手企業は総合職採用をしていることがほとんどです。そういった入社後に配属先がわかるような会社は、好きなことがハッキリしている私の性格には向いていないと感じました。そこで、任される仕事が確定しているような会社に行きたいと考えるようになりました。

──なるほど。その後はどのように就職活動をされたのでしょうか?

福島さん

まずは自分が何をしたいのか、改めて考えることにしました。その中で、今までの人生の中で、自分は何を楽しいと思って取り組んできたのかを振り返ると、「困っている人、悩みを抱えている人に対して解決策を提案する」ということが好きなのだと気が付きました。

前回の記事でもお話した東大オケの部活の中でも、楽器の演奏を楽しんでいる一方で、演奏本番までの準備の中にも楽しさを感じていました。他の人が何かできなくて困っているときに技術的なアドバイスをしたり、演奏会前のプレッシャーで苦しむメンバーと話したりして、何らかの助けとなれたときに、非常にやりがいを感じていました。塾講師のアルバイトが楽しかったことも、同じ理由です。

ですので、課題を抱えて困っている人に対し、解決策を提案するという仕事であれば、充実感を持って取り組むことができるのではないかと考えました。

そのように考えている中で、コンサルティング会社は「企業や組織が抱える問題に対し解決策を提案する」という業務内容だと考え、志望するようになりました。

──現在お勤めのコンコード社へは、どのような経緯で応募されたのですか?

福島さん

戦略コンサルファームでの選考が最終段階に入っている頃でした。コンサルティング業界の業界研究をする中で、現在所属しているコンコードエグゼクティブグループ(以下、コンコード)の存在を知ったのです。

コンコードは、エグゼクティブや若手リーダーを支援するキャリアデザインファームです。就活を進める中で、コンサル業界のキャリアを解説したコンコードの書籍や記事を目にする機会がありました。その際、「この仕事も戦略コンサルと同様、課題を抱えて困っている人に対して、解決策を提案する仕事だ」と思い、応募したのを覚えています。

その後、適性テストと5回の面接、さらに会食面接を経て、内定をもらうことができました。入社後に聞いたところによると、コンコードへの新卒での合格率は、0.5%程度だそうです。無事に入社できて良かったなと思います(笑)。

──当初志望されていた外資戦略コンサルからの内定をもらったにも関わらず、コンサル業界に進まなかったのはなぜですか ?

福島さん

戦略コンサルももちろん素晴らしい仕事だと考えています。ですが、私が最終的に選ばなかった理由は、支援対象やテーマにあります。

戦略コンサルは、複数人でチームを構成して、クライアント企業の組織全体を対象に、事業戦略や組織変革を支援する事業です。一方、キャリアコンサルティングは、自分自身が個人を対象に、キャリアに関する課題解決を支援する事業です。

自分の場合、部活をしていた時も塾講師をしていた時も、全員を助ける最大公約数的な解を探すよりも、オケメンバーや生徒一人ひとりがどのような悩みを持っているのかということに興味がありました。自分は個として個に対して貢献したいのだと気づき、コンコードの仕事内容の方が合っていると判断したのです。

実際、戦略コンサルや組織人事コンサルから、中途でコンコードへ入社される方も多数いますが、会社組織全体ではなく、個人を支援したいと思ったからだと、おっしゃっています。このあたりはまさに各人の好みですよね。

 

それでも、外資戦略ファームの内定を断るときは悩みました。新卒ではファームを経験し、その後コンコードに中途で再チャレンジするという選択肢も実は考えました(笑)。コンサル業界の方を含め、たくさんの人に相談しましたが、ほとんどの方は「はじめはコンサルに行ってはどうか」とアドバイスくださいました。

しかし、冷静に考えてみると、戦略コンサルとコンコードでは身につくスキルが異なります。

コンコードで求められるスキルは、ご相談者個人の想いを深堀りし、勇気づけ、個人の成長を伴走するというものです。人をモチベートするスキルが特に重要になります。一方で、戦略ファームでは、企業や業界に関する情報収集スキルや課題分析スキル、分かりやすく伝えるための資料作成スキルが重要視されます。同じ課題解決を支援する仕事でも、身につくスキルはだいぶ異なります。

 

「戦略ファームへ行ったほうが無難かも」と思いましたが、どちらにしても何年後かに中途として、コンコードに入社したいという想いは変わりませんでした。それであれば、新卒として入社し、早い段階でキャリアコンサルタントとして必要なスキルを身につけ、経験を積んだほうが良いだろうと考えて、コンコードへの入社を決意しました。

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